画像式粒子径・粒度分布測定について

多くのアプリケーションにおいて、物質の性質を決定する粒子径と形状の情報を得ることはとても重要なことであり、品質管理の指標になります。デジタル画像解析式のカムサイザー/カムサイザーX2は、試料の再現性を損なわず、粒子径と粒子形状を同時に素早く詳細に測定することができます。 フルフレームのカメラを採用するカムサイザー/カムサイザーXTは、それぞれの粒子を歪み無く測定することができるため、特に粒子径と形状の両方を分析したい場合に、最適です。

2台のデジタルCCDカメラを使用した動体解析を、粒子径測定に利用したカムサイザーは、特許を取得しています。 2台のカメラを使用しているため、1μm~30mmの正確なワイド測定範囲を実現しました。測定範囲を途中で変更したり、調整を行う必要がありません。

全ての試料は、チャンネルを通って、測定部を通過していきます。測定の際2台のCCDカメラはそれぞれ違った役割を持っています。ベーシックカメラ(CAM-B)は 大きい粒子を撮影し、ズームカメラ(CAM-Z)は小さい粒子を撮影します。 全ての工程で試料に触れる必要がありません。粒子径と粒子形状の必要な情報がリアルタイムに得られます。

レーザー散乱回析方式よりも、試験ふるいを使った測定結果との相関性があり、様々なデーターを正確にとることができます。
同じ画像解析方式でも顕微鏡を使った方式に比べ、大量の試料を短時間で測定することが可能です。


粒子形状の分析とアプリケーション

画像解析式だから測定可能な、様々な「粒子形状」情報があります。カムサイザーは1粒を64方向から高解像度スキャンを行います。アプリケーションに合わせ、様々な面積、外周、長さを測定します。 測定できるデータ例

  • コード径
  • アスペクト比
  • マーチン径
  • 真円度
  • フェレー径
  • 対称度
  • 真直度
  • 凸性

アプリケーション例 

  • 複合的な要素から成る試料の判別。例えば、水フィルター用の活性炭やイオン交換樹脂、ガラスビーズ、路面標示に使用されるコランダム
  • 角ばった粒子の試料
    例えば研磨剤の評価工程
  • 形が破損した粒子の分析
    例えば、回転する特性を持つ粒子がどれだけ破損しているかが、すぐにわかります。
  • 成形品(ロッド)の縦/横分布の決定
    例えば、原子炉格納容器の触媒の容積密度の決定
  • 圧密挙動と流動挙動の予測
    例えば、粉末や粒状のものをプレス成形しタブレットを作る際

超ワイドな測定範囲

特許を持つ2台のカメラを使用した測定方法で、カムサイザーX2は高解像度な測定結果が得られます。そのため測定結果のデータを直ちにグラフにでき、評価できます。右図は、d50の2つの挽いたコーヒーの試料を、測定した結果です。  赤いグラフは粒度分布が狭く均一であり、もう一方のグリーンのグラフはばらつきが大きいことがわかります

優れた再現性

2台のカメラを使用しているので、粒子線の全幅を測定して分析することができます。そのため試料がたとえ少量でも信頼のおける分析結果が得られます。 右図は50 μm から 1.5 mmの3峰性の混合体であるガラスビーズを5回測定した結果です。それぞれの測定にかかった時間は約2.5分で、500万以上のビーズが検知されました。